インポ(ED)になる高血圧薬、なりにくい高血圧薬

高血圧は、インポ(ED)の要因の1つと言われていますが、高血圧の薬を飲んでも、インポになるリスクが出てきます。

薬が原因のインポ(ED)を薬剤性EDと呼びますが、薬剤性EDの代表の1つが高血圧薬によるものです。

薬のイメージ

高血圧薬がインポになる理由は2つ指摘されています。

1つは、血圧が下がることで血流まで少なくなること。
血流が減れば、ペニスにも血液が集まりにくくなって、勃起しにくくなります。

もう1つは、男性ホルモン・テストステロンをつくるのに重要な亜鉛が体外に排出されてしまうことが言われています。
利尿効果のある高血圧薬を飲むことで、身体のテストステロンレベルが下がってしまい、勃起しにくくなる、ということです。

ただし、高血圧薬すべてがインポを引き起こすというわけではなくて、インポになりやすい薬となりにくい薬があります。

インポ(ED)になりやすい高血圧薬

1.チアジド系利尿薬

チアジド系利尿薬は、過剰な塩分を体外に排出することで血圧を低下させます。
一方で、血流が少なくなることで、勃起しにくくなりやすいと言われています。

2.βブロッカー(ベータ遮断薬)

βブロッカーは、交感神経の作用を抑制して、興奮を鎮めて、血圧が上がるのを防ぎます。
心拍数がゆっくりになりますが、その分、血流も少なくなります。
また、性的刺激にも反応が鈍ることも、勃起しにくくなる要因になります。

以上、2つの高血圧薬はED(インポ)になりやすくなります。が、米国で有名なメイヨークリニックのサイトには、「これらの高血圧薬を飲んだからといって必ずしもEDになるとは限らない」と記載されていて、どの程度ED(インポ)になる危険性が高まるかは明らかではありません。

インポ(ED)になりにくい高血圧薬

1.ACE阻害薬

ACEは、アンジオテンシン変換酵素のことです。
アンジオテンシン(アンギオテンシンともいう)は、ホルモンの1種ですが、アンジオテンシン2(2はローマ数字)に変換すると、強い血圧上昇作用を持つようになります。

そこで、アンジオテンシン2に変換させないように酵素ACEを阻害して、血圧上昇を防ぐのが、ACE阻害薬です。
また、ACE阻害薬は、一酸化窒素を増やして、末梢血管を拡張し、血圧を下げる作用もあります。

ACE阻害薬の名前には、ベナゼプリル、ペリンドプリル のように、後ろに「プリル」が付いています。

2.ARB

ARBは、アンジオテンシン2(2はローマ数字)受容体拮抗薬と言います。
アンジオテンシン2が体内の受容体と結合することを防いで、血圧上昇を抑えます。

上のACE阻害薬の方が効果が高く、ARBは、基本的にACE阻害薬が健康上の理由で使用できない患者に用いられます。
アバプロなどが代表的なARBです。

3.CCB

CCBは、カルシウム・チャネル・ブロッカーの略で、一般的にはカルシウム拮抗薬と呼ばれます。カルシウムイオンが細胞内に流入すると、血管が収縮して血圧が上昇しますが、それを防ぐ薬です。

高血圧になると、腎臓に負担がかかりますが、CCBにはACE阻害薬と異なり、腎臓を守る作用がありません。その意味で、ACE阻害薬の方がCCBより優れていると海外ではされています。

日本ではよく処方されるアムロジンなどが代表的な薬です。

インポと高血圧薬 まとめ:

インポ(ED)になりにくい高血圧薬としては、ACE阻害薬がおすすめです。
(もちろん、命を守るためには、自分の病状にあった高血圧薬を選択するのが第一です。薬剤性EDには、バイアグラやシアリスがよく効きます)

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